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大阪、カウンセリング、認知療法、催眠療法、心理療法

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認知療法について

 人は知らぬ間に身につけたものの考え方が原因となり、考え方の偏りや癖となることがあります。どれもこれも悪いものばかりではありませんので、それがその人の個性を作り上げるかもしれません。しかし、時には思考のゆがみを形成し、その人を不調にさせることもあります。そのような場合、思考パターンのあり方をカウンセラーとの共同作業で修正し、新しい思考を見つけ出せしていくのが認知療法の大きな特徴と言えます。
 片寄った考え方や思いこみを自分で取り除くことができれば良いのですが、なかなか自分のことを客観視することは難しい面があります。そこでカウンセラーと共に片寄りやマイナス思考のパターンを修正し、その人にとってより良い思考を見つけ出すことを目指します。
 より自然なより良い考え方があることに気づくことができれば、もっと楽に生きることもできると思います。そうなるとストレス、不安も軽くなることが期待されます。直面する人生の問題も、もっと柔軟に解決することができるかも知れません。
 ご自分の思考のあり方を振り返りながら、自省していくことは、問題解決の力を高めることにもつながります。

 たとえば、一つの問題解決すべきことがあるとします。その場合、次のような流れでカウンセラーと共に問題解決に取り組みます。

 
状況:そのようなことになったのは、いつ、どのような場面、誰と何をしていたのかなど話し合いながら状況場面を把握します。その時の体調も把握します。

 
気分:その状態が起こる寸前、それが起きた時、その後の気分はどのようなものだったのか思い出します。

 
そのようなことはいつもの事でしょうか。:それはいつでも起こるのでしょうか。その状況を詳しく聞き取ります。そして、実際に同じような場面ではどのくらいの確率でそんなことが起こるのか、客観的に見ていきます。

 
自動思考:それが起こった時、どんな考えが自然に浮かんで来るのかを確認します。たとえば、「私は・・・だ。」(私は嫌われているとか、私は恥ずかしいとか、私はいつもダメだ、など。自分の意志とは関係なく自動的に浮かんでくる思考を確認します。

 自動思考を裏づける根拠、事実:本当に自動的に浮かんだその考え方には、根拠がしっかりあるのでしょうか。正しい思考なのかを検討します。

 
自動思考と矛盾する事実はないのか(反証):さまざまな視点から自動思考の内容を確認します。入念に振り返ってみると、案外、自動思考どおりではない事実が存在することが多くあります。

 
新しい考え方(適応的思考):自動思考がその人の思いこみであり、もっと事実に則した考え方が生まれてくることがあります。そうなると、これまでの考え方から新しい考え方へと脱皮することが大きく気分を変えてくれます。そして、マイナス思考からプラス思考へと転じていけると思います。

 
確信をパーセント評価する:新しい考え方はどのくらい信じうるものなのかを考えて行きます。

 
今の気分:新しい考え方や発想に立てば、どんな気分なのかを確認します。よりポジティブな気分になっていけるでしょうか。

 
最初の気分との比較:最初の落ち込んだ気分と新しい考え方を見つけ出した今とを比較します。



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