催眠療法(ヒプノセラピー)とは
海または山、人によって異なりますが、どちらも嫌いという人はまずいないでしょう。
誰もが自分の心を癒してくれる心の風景を必ず持っているものです。そんな風景の中に身をゆだねていくと、心はとてもゆったりとリラックスしていきます。
是非、ヒプノセラピーをおためしください。新しいあなたをそこに見つけることができます。
催眠療法(ヒプノセラピー)というと、どこか不可思議で魔法のように誰かを言いなりにできるかのような誤解を持っておられる方もおられるでしょう。催眠療法士から誘導され、操られるというイメージを持っておられる方が多いかも知れません。
これはテレビの催眠ショーで、まるで人を鳥になったように振る舞わせたり、とても苦い食べ物をケーキに見せてかじらせたり、好きでもない人を好きに思わせて恋人のように振る舞わせたりというような誤解を招くような内容のショー催眠の影響がかなりあると思われます。
本来、催眠はクライエントご本人が自分の成功体験などをイメージとして作り上げていく作業であり、催眠療法士あるいはセラピストがそれを手助けするに過ぎません。
例えば、アスリートが試合の動きをイメージして、何度も反復することも催眠の一つです。受験や就職などの人生の転換期に、これから起こってくることをイメージの中で体験しておくことで現実に対してより良く対応できるものです。催眠は過去、現在、未来を、自分にとってより価値あるものにしていくためのメンタルトレーニングでもあります。
ヒプノワーク心理療法室では、強い誘導や暗示ではなく、クライエントご自身の心にしっかりとした根を持ったイメージワークとしての催眠を目指します。
実際に催眠にかけられた経験がある方なら、お分かりかと思いますが、人は催眠中であっても自分が催眠にかけられているという意識は失っていません。そうでなければ、自己催眠などはありえないことになってしまいます。自己催眠ではトランスに入る自分と、催眠誘導している自分が両立する必要がありますが、もし催眠にかかると何をしているかも分からなくなり、勝手に人に操られるのだとすれば、自己催眠法自体が成り立たないことになります。
催眠にかかっていても、通常はかかっている自分という意識までも失うことはありませんし、また、自分がやりたくないことや、マイナスとなるような暗示に対しては、暗示をそのまま受け入れるようなことはありません。自分で納得のいくことに対してクライエントが反応されていると言えます。その意味で、催眠はクライエントの納得があってこそ成り立ちます。また、催眠はクライエントご自身が誘導を受け入れるかどうかで、催眠状態が可能となりますから、すべての催眠は本質的にはクライエントご自身による自己催眠であるとも言えます。
しかし、そうは言っても催眠体験が浅いうちはご自分でそのような誘導ができないのが普通ですから、誰かに誘導されて起こる催眠状態は極めて不可思議なものである思われがちです。
あるいは、たとえ催眠状態に誘導されていても、普段の意識(顕在意識)は維持されますから、はじめて催眠にかかった方の中には、催眠療法(ヒプノセラピー)中に自分で何ををやっているのか分かっていたので「催眠にかかっていたとは思えない」と言う人もおられます。
催眠状態は変性意識状態またはトランス状態とも呼ばれ、特別な意識状態のようですが、日常生活において人は1日に何度も自然にこの状態に入っていると考えられています。朝起きて、まだ少しぼんやりしている状態や、音楽などを聴きながらくくつろいでいるとき、映画館でスクリーンに見入っているような状態も一種の催眠状態です。
あるいは、読書に熱中して時間の経つのを忘れてしまっていたりというのも、一種の催眠状態と言えます。このように、催眠状態は日常の中にも自然に起こっているのです。
催眠状態では普段よりも受け身的になり、心の緊張がほぐれ、心の奥底に眠っていた記憶や気持ちを思い出しやすくなります。また、体の緊張も解きほぐされ、気持ちを更にリラックスすることが可能です。
催眠療法(ヒプノセラピー)の効果
人間は精神と肉体の両方を持ち合わせる存在です。ですから、この両方が解放されていなければ本当に健康とは言えません。「人はパンのみで生きるにあらず」という有名な言葉がありますが、パンは肉体の方を生かすための大切なものです。そして、精神の方もまた満たされねばなりません。
どちらがバランスを崩しても、相互に影響し合うと考えられます。その意味では、心のケアこそ真の健康を生み出す原動力だと思います。
イメージ療法、催眠療法(ヒプノセラピー)は次のような症状の改善に効果的です。
(人間関係の悩み)
赤面、あがり症、職場の人間関係(上司、同僚との関係)の円滑化、家族関係や夫婦関係の円滑化、恋人とのコミュニケーションの改善、恋愛問題の悩みの緩和、深い悲しみからの脱却、
(将来、仕事の悩み)
将来、仕事などへの悩みや不安、人生の目的の探求
(心身の悩み)
トラウマ、依存、不安、うつ、恐れとパニック、不眠症、極度の緊張・あがり・手足の震え、吃音、拒食症、過食症、自律神経失調症、自閉症、ひきこもり、登校拒否、疼痛緩和、ストレス除去
次のような効果が期待できます。
・自己改善と自己変革:
・ダイエット、自信と自己実現、積極志向の獲得、集中力向上、やる気の獲得、深い別離の悲しみなどの克服
・対人コミュニケーションの能力向上、ネガティブ志向からの脱出
・禁煙、勉強の習慣、早起きをするなどの規則正しい生活習慣の獲得