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 心理療法ノート 


催眠療法への誤解      堀 剛    

 日本の催眠への誤解や偏見は相当根深いものがある。それについても、折を見て触れてみたいと思っている。ところで、お隣の国、韓国では「生活催眠」という言葉が使われているそうだ。
 「生活催眠」という呼び方はあまり日本ではなじみが無いが、サイトの絵や音響などを通じて催眠誘導され、痩せたりタバコをやめたりすることができるということで、有料だが1日平均5百~6百件のダウンロード回数を記録するほど人気だという。
 暗示によって少しでも前向きに生活を変化させようということで、様々な催眠誘導の録音が携帯サイトからダウンロード可能だという。そして、ユーザーはそれを何回も聞くのである。

 このようなインターネット催眠とも言えるサイトが韓国には他にもあるようだ。アメリカにも同じようなものを配信しているところがある。私の所属しているNGHのHPを見ていくと、催眠誘導が英語で無料で聞けたりする。
 もっとも、これはNGHの場合、世界的なイベントを行うことが年に何回かあるので、そのような記念プログラムとして配信されたりする。

 韓国にせよ、アメリカにせよ、日本における催眠への無理解、誤解、偏見、軽視とはほど遠く、とても人々の生活に密着していると言える。たとえば、アメリカでは歯科医師で催眠ができるという人も結構おられる。そして、麻酔なしの治療をされている。アメリカ人のセラピストに聞いてみると、そのような医師はとてもたくさんいるとまでは言えないけれど、まずます探せばそれぞれの地方、地域で見つけることができるそうである。

 かつて、私がアメリカのテキサス州オースティンでブライアン・ワイス博士のワークショップに参加したとき、その宿泊したホテルには、枕元にラジカセが置いてあって、そのホテルのオリジナルCDが置かれていた。
 それを聞いてみると何とリラクゼーションCDであり、眠れない時にリラックスして睡眠へ誘導してくれるものなど、いくつかの催眠誘導が納められていて、とても嬉しかったのを覚えている。帰りがけに、ホテルのカウンターでそれをもらってもって帰ったので、いまも大切にしている。

 韓国では、先ほどの携帯サイトによるネット催眠は20代から30代の人々に人気があるという。また、知人の韓国からの留学生によれば、韓国でも前世療法は結構人気があるという。
 
 日本はそのような意味では催眠に対する偏見であふれている。その原因は色々あると思うが、催眠とマインド・コントロールを混同していたりする。さほど知識もないままに誤解している人は結構多い。
 ところで私が開設する「ヒプノワーク心理療法室」は、開設当初は「催眠心理療法研究室 ヒプノワーク四国」と名乗っていた。それを現在の「ヒプノワーク心理療法室」と改めたのである。今では、催眠療法以外にも様々な心理療法の技法を使うようになったが、その根幹はいまもって催眠がベースとなっている。

 

 


    
 





  


 

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